インタビュー

介護専門員

毎日の生活のなかで信頼を築いていくことに、
大きなやりがいを感じます。

社会福祉法人 福寿会 特別養護老人ホーム 松美苑(白山市)
介護専門員 松葉 剛さん

現在の仕事内容を教えてください。

高齢である利用者の皆さんを支えるため、主に食事やトイレなどといった生活のサポートを行う介助の仕事を行なったり、サポートの際に気をつけること、利用者さんがやりたいことを反映させたケアプランの作成などに携わっています。また、介護職員だけでは専門性が薄いので、看護のことはナースの方、食事のことは栄養士の方など、他の専門職員と一緒に連携することで、利用者さんが安心してご利用いただけるサービスを実現できています。

他業種から転職されたそうですが、
以前はどんな仕事をしていましたか?

以前は衣料店に勤め、販売の仕事をしていました。消費者の好みやニーズをつかみ、服の提案をする中で多くのお客様からの信頼を得ていくことは、やりがいの一つでした。そういった気持ちは、今の仕事にも通じるところがあります。利用者さんが現在悩んでいることはないか、どんな時に困っているかなど、毎日の生活の中で気づき、それらを解決するために手助けし信頼を得ていくことは、以前の仕事と同じくらい、私にとっての大きなやりがいとなっています。

苦労したことはありますか?

以前の仕事は対人職でしたが、コミュニケーションのとり方に関しては、介護・福祉の仕事はとても難しく感じました。利用者には耳が遠い方や、話せない方も多くいらっしゃるので、どうやってコミュニケーションを取ればよいのか分からず、転職したばかりの頃は苦労しました。ですが、年齢の近い先輩方が多くいるので相談もしやすく、対応の仕方を聞いて解決でき、「こうすれば良かったんだ」と学ぶことが多くありました。私より10歳下の人もいるので、若い人たちが入っても馴染みやすく、成長しやすい環境だと思います。

介護・福祉の仕事を考えている人たちへのメッセージ

介護の施設では、利用者の皆さんが主役です。私たちはサポート役として、利用者さんのやりたいことを叶えたり、毎日の快適な暮らしを支えるのが役割ですが、多くの人と関わり信頼していただけるこの仕事には、きっとやりがいを感じられると思います。

社会福祉法人 福寿会 特別養護老人ホーム 松美苑(白山市)
介護専門員 松葉 剛さん