インタビュー

主幹保育教論

長く続けるからこそ味わえる
やりがいや達成感がある仕事です。

社会福祉法人 こばと福祉会
幼保連携型認定こども園 ひかりっこ(小松市)
主幹保育教諭 麻田 祐子さん

何歳児を担当されていますか?

1歳児の担任をしています。子どもたちに正しい生活習慣が身につくように一緒に過ごし、興味や関心に合わせて遊びを提供して発達を促すことなどが日々の仕事です。トイレトレーニングや食事の仕方など、一人ひとり方法が異なる点が難しいところです。自分の力でできたという達成感を味わってもらえるように、さりげなくサポートをしています。このほか、主幹保育教諭として「子どもが全く言うことを聞いてくれない」など同僚の相談にも乗っています。新人と中堅では悩む内容は違いますが、自分の経験を活かしてアドバイスをするように心がけています。

保育士の魅力について教えてください。

日々、新しい喜びや発見を子どもと分かち合えることです。「いつ歩くのかな」と待っていた子が、初めて満面の笑みで私の方に向かって歩いてきてくれた時は、母親のような気持ちになって思わず抱きしめてしまいました。一緒に道を歩くと小さな石ころを渡してくれたり、空を指差してこちらが想像もできない雲の形を教えてくれたり、いつも一緒に過ごしていてあたたかい気持ちになります。ささいなことかも知れませんが、ますます愛おしくなります。このような瞬間を見逃さないためにも、子どもたち一人ひとりをしっかりと見つめ、向き合うことが大切だと感じています。

家庭と仕事の両立は大変ですか?

娘が幼かった頃、一緒に職場へ「登園」していました。私の仕事を間近で見て育ち、嫌になるかと思いきや、最近「保育士になりたい」と言ってくれてうれしいです。「保育士さんは保育園でも、自宅に帰っても子どもを見なければならないので大変ですね」と言われますが、仕事では理性が働き、わが子には感情で動くので大丈夫(笑)。出産して保育の仕事から一度離れる方もいますが、資格を持っていれば、自分のタイミングでまた戻ってこられるのはとても良いことです。福利厚生もしっかりしていますし、もちろん子育てには理解のある職種です。これからもできるだけ長く現場に立ちたいと思います。

保育の仕事を考えている人たちへのメッセージ

本当に楽しい仕事なので、興味のある方はぜひ挑戦してほしいです。学生の時に自分が好きでしていたことを仕事に活かせることが多いので、勉強プラス何か夢中になれることに打ち込んでください。それが保育士になった時、きっと子どもたちとの距離を縮めてくれると思います。

社会福祉法人 こばと福祉会
幼保連携型認定こども園 ひかりっこ(小松市)
主幹保育教諭 麻田 祐子さん